美容師が教える【魔法のカラー剤ティントバー】
姫路にある美容室『ヘアーリゾートノーブル』
こころのカラーリスト♪( ´▽`)
アシスタントのナリタです!
インナーカラーやグラデーションカラーは
少し前から不動の人気を誇っていますよね!
私もピンクやシルバーのインナーカラーを入れて楽しんでいます♪( ´▽`)
そして今回は私が「すごい!」と感動した、
インナーカラー、グラデーションカラーの人気を支えている《ティントバー》というカラー剤についてご紹介します♪
ティントバーとは?
カラー剤(アルカリカラー)でありながらヘアマニキュア(酸性カラー)並みの高彩度発色を可能にしているカラー剤です。
『アクセントカラー』といわれる、ほぼ色味の染料のみで作られていて、髪の毛を明るくするというより髪の毛に色を入れる役割のカラー剤をラインナップしているのが特徴です。
最近ではダブルカラーやインナーカラー、裾カラーなど、ビビッドなカラーを使用した個性のあるカラーデザインがトレンドとなっており、その流れから、ブリーチ後に高彩度発色のヘアマニキュア(酸性カラー)やカラートリートメントを使用するケースが増えているため今とても注目されているカラー剤です!
ティントバーの4つのこだわり
①しっかりと色味が出るように設計された染料構成
アルカリカラーに使われている酸化染料には種類があり、
主にブラウンやブラックのベースとなる《中間体染料》
中間体染料と混ざることで発色し様々な色を作れる《カプラー染料》
単独で発色し鮮やかな色を作り出すことのできる《ニトロ染料》
の3つに分かれ、それぞれを組み合わせることにより様々なヘアカラーの色味を作りだしています。
ティントバーはカプラー染料とニトロ染料の比率を多くし、色の鮮やかさを重視した染料構成にしています!
②髪の毛の内部からしっかりと発色する処方
カラー剤に含まれている水分の割合をできるだけ多くし、油分を大幅に減らした『water rich cream』処方になっています。
油分はカラー剤を塗布する際、髪の毛への塗布のしやすさや仕上がりのなめらかにしてくれる反面、髪の毛の表面に膜を張り、カラー剤に含まれている《酸化染料》や《アルカリ剤》の浸透を妨げる性質も持っています。
ティントバーは油分を必要最低量にし、水分を多くして染料の浸透性を高めているのが特徴です。
③色味を均一な発色にしてくれる成分
カラー剤に含まれる酸化染料の浸透を助けるために髪の毛の内部への浸透力が高い《CMC類似成分》と《浸透性アミノ酸》を配合し、染料を定着させ、均一な発色に導いてくれる『higher prnetration』成分が入っています。
④色味をより鮮やかに見せてくれる成分
『gemlike gloss』成分を配合しているので、ヘアカラーによるごわつきなどを抑え、毛髪をまとまりやすくすることで光の乱反射を防ぎ、ツヤのある髪へと導きます。
ティントバーのカラーの種類
・ウルトラマリン
・パーフェクトシアン
・ジェイドグリーン
・サワーグリーン
・ラジアントイエロー
・タイガーリリー
・ベリーベリーピンク
・ロイヤルパープル
・インディゴブルー
・リッチブラック
・メルティブラウン
・ヒロインベージュ
・ノーブル グレー
・クリア
という充分すぎるカラー展開になってます!
ビビットなカラーがしたい方から、落ち着いたカラーがしたい方まで幅広い要望に応えることができます。
実際ヘアマニキュアと比べるとどうなの?
ヘアマニキュア並みの高発色というフレーズの通り、ティントバーの発色は今までのアルカリカラーでは考えられないほど鮮やかな色味です。
となると
ヘアマニキュアと比べて色落ちは?
服やタオルにはつかないの?
という疑問がでてきます。
比べたところ、色落ちはティントバーの方が緩やかで、シャンプー後にタオルで拭いた時もヘアマニキュアよりもティントバーの方が色移りは少ないそうです!
ヘアマニキュアはティントバー(ヘアカラー剤)よりも頭皮への刺激が少なく、さらに髪の毛にツヤを出してくれるので頭皮や髪の毛のお悩みに合わせて使い分けるのも良いかと思います!
アルバイトやお仕事にも支障の出ない色味やインナーカラーもありますので、してみたい場合はヘアカラーの際にスタイリストに相談してみましょう!
キレイを保ちつつヘアカラーを楽しみましょう♪