美容師が教える【セルフカラーとサロンカラーの違い】
「美容室行く時間がないし、セルフカラーしてみようかな・・・」
と思った事はありませんか?
薬局やコンビニにも売っているカラー剤は低価格で自宅で出来る為とても魅力的ですよね!
ですが、美容師からするとセルフカラーはあまりオススメできないのが事実です。
オススメできない理由、そして自宅でするセルフカラー、美容室でするサロンカラーのメリット・デメリットをそれぞれご紹介します!
セルフカラーのメリット
・低価格でカラーが出来る
・自宅で簡単にカラーチェンジを楽しめる
美容室と比べると1割〜2割ほどの価格で買えますし、好きな時間にササっとできる為初めてヘアカラーされる方や仕事や子育てで忙しい方に選ばれやすい傾向にあります。
セルフカラーのデメリット
・仕上がりのトラブル(ムラになった、明るくまたは暗くなりすぎた)が起きやすい
・サロンカラーに比べ髪の毛のダメージになりやすい
セルフカラーで染める方はきっと一度は経験されているでしょう。
「思っていた色と違う…」「髪の毛の手触りが一気に変わった気がする…」
そういったセルフカラー後のトラブルで美容室にお直しに来られる方もいます。
以上のメリット、デメリットをご紹介した上で、美容師がセルフカラーをオススメできない理由をお伝えしていきますね!
セルフカラーをオススメできない理由
私たち美容師がセルフカラーをオススメできない理由は、
シンプルに「難しい」からです。
市販のセルフカラー剤と美容室のカラー剤は基本的に同じものですが、
「カラー剤の選択」と「カラー剤の塗り分け」
が正しくできるかどうかで仕上がりは大きく変わります。
詳しく解説しますと、
髪の毛はカラーをしている《既染部》と、新しく伸びてきた地毛の《新生部》に分かれています。
なので、美容室のカラーはそれぞれに合ったお薬を作って新生部を明るく、既染部をよりダメージを抑えてカラーしています。
ですが市販のセルフカラー剤は既染部と新生部を塗り分ける事なく一つのお薬で染めますよね?
実はそれって既染部の髪の毛にとってはすごくダメージが大きいんです…
髪の毛のダメージ=毛先の枝毛、パサつきに繋がります。
さらに地毛の暗い部分と毛先の明るい部分を塗り分けしないのはかなりの確率でムラに繋がります。
仕上がりの色味や手触りに違和感を覚える事があるのはそれらが原因なんです。
セルフカラーがオススメできないと言いましたが、もちろんサロンカラーにもメリット、デメリットはあります!
サロンカラーのメリット
・髪の毛のダメージを抑えてカラーができる
・ムラなく希望に沿った色味にできる
・色落ちを考えたカラーができる
・頭皮が弱くてもカラーができる
基本的にセルフカラーのトラブルを起こさないのが美容師のお仕事です。
頭皮の弱い方には保護のクリームを塗る事で、カラー中のピリピリとした痛みを抑えることができます。
サロンカラーのデメリット
・セルフカラーに比べて価格が高い
・時間、場所が決められている
・人に染めてもらわないといけない
サロンカラーはシャンプーやブローにもお金がかかってくるので、どうしてもセルフカラーより高価格になってしまいます。
そして時間、場所が決められ人(美容師)と会わないと染められないのはお忙しい方、美容室が苦手という方にとってはセルフカラーに比べてデメリットな部分でしょう。
たくさんお伝えしてきましたが、
どうしてもセルフカラーをしないといけないという場合もあるかと思います。
そんな時は、カラー後に洗い流さないトリートメントをつけてしっかり乾かしてください!
キレイに、ダメージを抑えてカラーしたいならサロンカラーをオススメします!
キレイな髪を保ちつつヘアカラーを楽しみましょう♪